早稲田ラグビー 帝京大戦
非常に残念な結果だった。
バックスのディフェンスが全く機能していない。。
13-15のディフェンスはほとんどタックルミスしていたのではないか。
FWが頑張っていただけに非常に大きな課題が顕在化したと思われる。
良かった点
- スクラムは互角以上の強さである。
- 宮里選手の突破は帝京レベルにも通用する。
- FWのディフェンスは高いレベルにある。
- 斎藤選手、岸岡選手は高いレベルにある。
- 中野選手の突破は帝京レベルにも通用する。
(中野選手はディフェンスも通用していた) - 桑山選手のランは帝京レベルにも通用する。
良かった点も多かったが、とにかくバックスのディフェンスが終わっていた。
また、一人目がクラッシュしてからの二人目の入りが遅かった。
次に向けて
- 20分までは、あまりゲインをし過すぎずに確実にフェーズを重ねる。
(一歩出すぎるとオーバーか手を差し込まれている) - 20分以降は多少落ち着くので、スクラムでファイトしペナルティをとる。
- 岸岡選手のキックで敵陣に深く入り込む。
- ラインアウトからは宮里選手でクラッシュ。それからバックスに展開。
(帝京以外はこれで相当ゲインできるのでは) - 中野選手でクラッシュを繰り返しつつ、たまに桑山選手にパス。
(どちらで行っても相手は相当辛いはず) - バックスのディフェンスは正直対策が無いが、この際ディフェンス重視のメンバーに入れ替えてはどうか。左から右に展開する際は、フェーズを重ねることを重視し、右サイド奥深くから左に大きく展開して取りきるしかない。
- キックパスは基本的にあまり使わず、フェーズを重ねる。
(ディフェンスの穴が今回露呈したので、相手の攻撃はとにかく減らさせる)
明治、慶應は上記の対策で何とかして勝てないだろうか。
帝京に関しては選手権で当たることがあったとしてもまず勝てないと思われる。
選手権は流通経済、東海には正直勝てない感じはする。
それにしても解説者の村上さんは帝京大よりな解説なので、正直好きでは無い。藤島さんが早稲田よりなのと一緒だとは思うが。
今日は駅伝が頑張って2位ということで帝京戦のことは忘れよう。
早稲田ラグビー 帝京戦に向けて
前半はスクラムでとにかく勝負して行き、相手を消耗させるのではないか。帝京は慶応戦でも押されていたので、互角以上に組める可能性はある。
帝京のバックローは強いので、宮里選手、加藤選手が居ないと話しにならない可能性は高い。二人がいない場合は、後半はブレイクされまくると思われる。
竹山選手のランだが、慶応戦でもそうだったようにギャップが無ければそこまで怖さのあるランはしないはず。ただ、早稲田もウイングに対してのディフェンスに不安はある。いずれにしても、昨年ほどのインパクトは無い。
松田選手のブレイクは、岸岡選手では止められないと思われる。絡んで、センターが止める形を取ると、パスするのでギャップが出来るので、辛いところである。今までSOに突破はあまりされていないので、思ったより岸岡選手が止めるかもしれない。
整理すると、宮里選手、加藤選手が居ないとバックローで縦を突かれて辛い状況。なので二人は必須。
二人がいた場合でも、松田選手のブレイクとパスに翻弄される。黒木選手が戻れば、センターに激しいタックルに入るので、センターでの勝負は減り竹山選手のラン。本田選手が外を切って、黒木選手で仕留める感じか。尾崎選手が戻った場合には、正直現状は対処が出来ない。
パントは今までのようにオーバー出来ないので、あまり使えなくなる。
そうなるとグラバーキックを使うが、あまり成功はしない。ただし、統計から一回ぐらいはトライに結びつく。
接点は互角と思われるが、メリハリ付ければターンオーバーできる。ただし3回ぐらいか。
なかなか勝てる感じはしないので、強みが出るポイントを確認する試合になりそうである。
スクラム、モールしか通用しない可能性は高い。
早稲田ラグビー 青学戦
齋藤選手、岸岡選手、中野選手、桑山選手のラインに梅津選手が参加するパターンが洗練されてきたように思う。
中野選手が一人で止められないので、桑山選手、梅津選手が走りやすい状況になっている。
一発で取りきれる切れ味があるのでこれからの上位校との戦いで、相手の脅威になることは間違い無い。
慶応、帝京の試合を見るとタックルはやはり今までの学校とはレベルが違うので、このラインでブレイクができるのかがポイントになると思う。
ブレイク出来ないと岸岡選手がキックを使うと思うが、そう簡単にはキックパスは通らなのかと思われる。
三列は宮里選手、加藤選手が不在だと迫力が無い。今回のディフェンスだと、近場を縦に抜かれてしまうと思う。
一列は良い。安定したパフォーマンスはしていた。帝京は慶応にスクラム押されていたので、互角に組める可能性はある。
帝京はライン際でFWが取り切る力を持っているので、そこを防げればと思うが、恐らく今の力では防げないだろう。
早稲田ラグビー 筑波戦
とにかくディフェンスが良かったように見えた。筑波のアタックがどのレベルかはあるが、昨年よりは接点で前に出る意識が格段に高くなっている。
モールへの対処が課題なのは間違いないが、スクラムやラックであれだけやれるので対処出来ると思われる。
面で出て行くので、裏へのキックを何回か使われたが今回は一度だけ抜かれただけで、あとは何とかなっていた。
これは有効な対処があるのか分からないが、ボールが早稲田に入る可能性もあるので、仕方がないリスクなのかもしれない。
ディフェンスで特に気になったのは、齋藤選手と黒木選手。
齋藤選手はイメージでタックルにそこまでは行かないのかと思っていたが、全く逆で素晴らしいタックルを何度も決めていた。ポジション的に相手フランカーへのタックルが多そうだが、かなり確実に決めていた印象である。
黒木選手も、バックスのアタックをよく止めていた。最後までしっかりとバインドしているので、相手は必ず倒れていたように思う。
最後に齋藤選手は素晴らしい活躍に思えた。昨年のようにアタックがもたつくことはなく、見ていてテンポがとても良かった。
解説でも行っていたが、長く正確なパスが投げれるので、岸岡選手も余裕を持って展開を考えていた。
ボックスキックも正確だった。キャッチされても、黒木選手で倒して、中野選手が超えていくことが出来るので相手にとっては本当に嫌な攻撃だと思う。
早稲田ラグビー 五郎丸選手
今では相当有名になった五郎丸選手。
テレビに出ているのを見ていると柔らかい感じの印象である。
学生の時のプレーは、とてもクールで冷静沈着という感じ。髭もあったので怖そうだなあという印象もあった。
ラグビーをやってる友人の話だと、見た目通りいつも冷静で、負けてても焦ることはなかったとか。
そこまで足は速くなかったが、あたりが強くて、オフロードをよく決めていた印象がある。一発で倒されることはほとんどなくて、相手を引きつけて味方にオフロードパスすることでチャンスを作っていた。
中野選手がこういったことが出来るタイプなら、現ウイングの桑山選手、本田選手のランが活きるのではと思う。
早稲田ラグビー 成蹊戦
昨年は怪我であまり見ることができなかったが、桑山選手(兄)を先日の成蹊戦でしっかり見ることができた。
他の選手でもラインブレイク出来ていたのであまりパスがこなかったため真価はまだ分からないが、間違いなく可能性がある選手だと感じた。
体の後ろでボールを掴んで、前に出る動きはサイズがあるので相手には脅威だろう。トライを奪った動きがまさにその動きだった。
藤田選手と比べてしまうが、彼が出来なかったタックルはどのレベルなのか。またトップスピードの時は他の選手とどのぐらい違うのか、今後チェックしていきたい。
余談だが、藤田選手はタックルが出来ないのでフルバックは無理だと思う。評判が先行して期待してしまっていたが、全日本になってもタックルはあまり成長しなかったように思う。また、思ったよりもトップスピードが上がらなかった。期待が大きすぎたのか。
齋藤選手、岸岡選手は一年生ながらとても素晴らしい動きだった。齋藤選手は昨年のハーフに比して玉さばきが早くて見ていて安心感があった。さすが大きな舞台を経験しているだけあって、落ち着いている印象だった。花園では劣勢のときに少し荒い感じがしたので、接戦での動きを見てみたい。
岸岡選手は、想像以上に足が速い。パスは横山選手の方が鋭い印象だが、自らラインブレイクできる点で岸岡選手の方が相手には嫌なのではないか。トップスピードはそこまで上がらないタイプのようだが、ラインブレイクしてから中野選手、桑山選手、本田選手にパスしてトライという流れをタイミングよく使えれば、相手にとって脅威なのは間違いない。
中野選手は出ていなかったが、100kgのセンターは相手だったら相当嫌である。まだ映像ではあまり見ていないが、楽しみな選手である。
来週の筑波は青学と接戦だったので、ここには完勝して欲しい。50-0ぐらいのスコアで勝てれば、対抗戦2位は狙える。
勝って欲しいが、帝京に勝つのははまだ難しいと思われる。帝京はあたりが強いので、後半に差が出てしまう気がする。